Apple Watchの代表的な機能の1つといえば、ユーザーの心拍数が正常値から突然大きく触れることを知らせる機能。この通知によって心臓関連の病気を察知できます。この機能が、今まで何人もの命を救ってきました。Series 4に新たに搭載された心電図機能も、こうした病気を事前に察知するのに役立つことでしょう(否定的な意見を持つ医師もいますが)。

さらに、将来的にはApple Watchが脳卒中の検知にも利用できると、USA Todayが報じました。同紙によれば、Appleはジョンソン・エンド・ジョンソンとApple Watchに関して、脳卒中のリスクを減らせるような研究を共同で行っているとのこと。ジョンソン・エンド・ジョンソンの執行副社長兼最高科学責任者であるPaul Stoffels氏は、「目標は早い段階で心房細動を検知し、Appleの肉体面のノウハウと、ジョンソン・エンド・ジョンソンの薬学・科学的なノウハウをあわせることで脳卒中を阻止することだ」といいます。

Appleの最高執行責任者Jeff Williams氏は「ありがたいことに、私達は心室細動を持っていることを発見したApple Watch着用者から毎日感謝の手紙を受け取っています」

「私達は結果についてより深く理解することと、早い段階で阻止することを求めています。私達は、循環器疾患で長い歴史や技術を持つジョンソン・エンド・ジョンソンと仕事できることをうれしく思います」

つまり、すぐに脳卒中検知機能がApple Watchに載るというわけではなさそう。この研究は昨年末にキックオフがあったばかりなので、現在はある程度まで実装した、という段階のようです。おそらくAppleは、現在「非侵襲的にグルコース値を取得する研究にとりくんでいると思われます。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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