Appleが数年前にApple Watchへ導入した機能の一つが転倒検出機能です。これはデバイスに内蔵されたセンサーを利用しており、着用者が転倒したことを検知すると、本人に応答を促します。もし一定時間内に反応が無い場合、ユーザーが意識不明または応答不可能と仮定し、その人に代わって助けを求めます。
過去に、この機能によって一部のユーザーの命が救われる可能性があることを確認してきましたが、今回もその一例のようです。報告によれば、機械音声で誰かが倒れていて応答が無いことを知らせる緊急通報があり、アリゾナ州フェニックス郊外に911サービスの出動が要請されました。
救急隊がその場に到着すると、彼らは意識不明の男性を発見しました。現地メディアのKTARに対して、派遣監督官のAdriana Cacciola氏は次のように語っています。「彼は居場所やその他の状況を我々に知らせることが出来る状況では決してありませんでした。我々が到着するまで、誰かが助けに来ることすら気付いていませんでした。」
現在、Apple Watchの転倒検出機能は65歳以上のユーザーに対してデフォルトで有効になっています。ただ、とにかく安全の為にこの機能を有効にしたいという方は、どのようにApple Watchでその機能を有効にするかこちらのガイドからご確認下さい。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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