ロジクールは2026年モデルとして、企業向け会議カメラ「Rally AI Camera」と上位機「Rally AI Camera Pro」を発表した。従来モデルの後継となる本製品は、解像度や光学性能の向上だけでなく、AIによる自動フレーミングと“部屋を理解する”インテリジェンス機能を中核に据えているのが特徴だ。

両モデルに搭載される「RightSight 2」は、会議室内の人物配置や動きをリアルタイムで解析し、グループ表示、話者追尾、参加者を個別タイルで表示するグリッド表示を自動で切り替える。従来よりもフレーミングの動きが滑らかになり、複数カメラ環境では視点を統合して自然な映像体験を実現する。特定エリアのみを認識対象とする「Camera Zone」も用意され、ガラス張りの会議室などでの誤検知を防ぐ。

光学面では両機とも1インチセンサーを採用し、最大4K映像に対応。標準モデルは4倍デジタルズーム、Proモデルはデジタルカメラと電動PTZカメラを組み合わせたデュアル構成で、最大15倍のハイブリッドズームを実現する。遠距離の登壇者や聴衆も高精細に捉えられる点が大規模会議室向けの強みだ。

デザイン面では、ロジクール初となる「壁内埋め込み型マウント」に対応し、カメラの存在感を極力抑えた設置が可能となった。物理シャッターも備え、プライバシーへの配慮も明確に打ち出している。

さらに、人数カウントや在室検知による自動予約解除など、会議室運用を最適化する機能も搭載。管理者は「Logitech Sync」を通じて利用状況を可視化し、設備投資の最適化に活用できる。

価格はRally AI Cameraが2,499ドルで2026年夏発売予定、Rally AI Camera Proが2,999ドルで2026年春発売予定。ハイブリッドワーク時代の大規模会議室を見据えた、映像と運用を統合する次世代会議カメラとなる。