地対空ミサイル「S-400 Triumf」などの軍事システムを作るロシアのアルマズ設計局が、「空飛ぶショットガン」ともいえる、対ドローン用ドローンを作ったようです。このドローンの中心にあるのはフルオートマチックのVepr-12ショットガンで、10ラウンドマガジンを装填し、空中から他のドローンを撃墜します。

報告によれば、このドローンはモスクワ航空大学がアルマズ設計局向けに学生が設計したものだといいます。ドローンの形状は、パイプラインのサーベイなどに他社が用いているものと似ています。

ドローンの操縦者はドローンからの映像を専用のバイザーで受け、標的を狙いながら射撃できます。銃の中でもショットガンが採用されたのは、弾が広がり標的に当たる可能性が高いからだということです。

今回のドローンはあくまでデモ用ということですが、いつ実際に販売されるか分かりません。少なくとも、公開された動画を見る限りはもう十分実用の域にあるように見えますが。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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