この数年、中国では11月11日を「独身の日」としてさまざまな小売業者がセールを開催しています。アメリカで言うブラックマンデーや、日本のボーナス商戦期セールといったものでしょうが、独身の日の売上は驚異的な伸びを見せていたことから、世界中の小売業者がこの日に合わせてセールを企画するようになっています。

Bloombergのレポートによれば、Alibaba「独身の日」セールの売上は、1トンのお金を生み出しているようです。2018年の売上高は、24時間で2135億元、およそ3兆5000億円に達しました。これは、2016年の1207億元、2017年の1683億元、当時の為替レートでおよそ2兆8800億円を大きく上回る数字です。

貿易戦争による関税障壁の悪化など、消費者マインドに影をもたらす経済情勢の中で、独身の日に影響するのでは?とも囁かれていましたが、少なくとも2018年のセールは力強い伸びを示す結果となりました。なお、独身の日は日本では「いい買い物の日」、シンガポールやマレーシアでは同じく独身の日として広まっています。世界的なイベントとして、今後も浸透していくんでしょうね。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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