シャープは、2016年に台湾の鴻海に買収されて以来、復活の道を歩んできました。そして、8年前に終了したPC事業の復活をも考えているようです。シャープは、東芝のPC事業を3,600万ドルで買収すると発表しました。

シャープは、東芝のPC事業の80.1%の株式を取得します。この買収により、シャープはPC市場に舞い戻りますが、その市場で今後競争力を付けるにはどうすれば良いのか。それは、地球上で最大級のメーカーの1つである鴻海がバックに付くことで、デバイスの製造コストが安くなるという可能性です。

シャープは1970年代以降、業界の主要プレーヤーだったにもかかわらず、2010年にはPC事業の終了を決定しました。その後、ハイエンドのテレビやスマートフォンのディスプレイ市場でも、他のアジアのライバルとの戦いに苦しみ、2年前にFoxconn社が36億ドルで買収しました。

今回の買収では、東芝がコンピュータのブランドライセンスを引き続き保持しようとしているため、シャープが新しいPC製品に独自のブランドを打ち出すかどうかなど、まだ不明点も残っています。

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

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