MWCでは多くの優れた製品が披露されましたが、HonorがMagic Vsをグローバル向けに発売することは特に興奮した発表の1つでした。
Honor Magic Vsは、「Samsung Galaxy Z Fold4」に対抗して作られた、Honorの折りたたみ式スマートフォンです。このデバイスは11月下旬に中国で発売されており、優れたスペックとヒンジの耐久性、バッテリー容量等において大幅に改良されています。
そして、この素晴らしい折りたたみ式スマートフォンが”グローバル”に発売されることになりました。つまり、大量生産が可能で、中国以外の販売地域のユーザーもこのデバイスを購入出来るようになるということです。
それを見る限り、Honor Magic VsがSamsung Galaxy Z Fold4の競合機となることが推測出来ます。より詳しいレビュー記事のためにデータを編集中ですが、Samsung Galaxy Z Fold4の代わりとなるデバイスはほとんど無い中で、Honor Magiv Vsはその1つとなります。従って、対象となる市場の潜在的なユーザーを獲得するためにも、グローバル販売は不可欠でした。
Honor Magic Vsは、折りたたみ式スマートフォンのファンが注目すべき技術的特徴を数多く備えています。Z Fold4よりもMagic Vsが優れている機能は、次の通りです。
- 7.9インチのメインディスプレイ(Z Fold4は7.6インチ)
- 僅かに高いプロセッサ周波数
- 12GBのRAM(ZFold 4は8GB)
- より大きなバッテリーと2.5倍高速な充電速度
Z Fold4には、Dexによる外部ディスプレイとデスクトップモードのサポート、Samsung Sペン対応といった特定の利点もありますが、Honorには、ユーザーが非常に気にする傾向がある特徴を備えているため、客観的に見て優れています。
おそらくHonor Magic Vsは、最終的に、スタイラスペンやデスクトップモードがそれほど重要ではない、わずかに異なるマーケットに対応することになるでしょう。Honorは、その仕様を考えると、これらのユーザーにとってより価値のある提案をする可能性があります。
さらに重要なのは、従来の折りたたみ式スマートフォンメーカーとの健全な競争を引き起こすということであり、それは全ての消費者に利益をもたらします。Honor Magic Vsは、このカテゴリーでは魅力的な価格で、折りたたみ式スマートフォンの選択肢の1つとなることは明らかです。
Honor Magic Vsは、BlackとBlueの2色展開で、12GB / 512GBモデルが1599ユーロで販売されます。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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