HonorはMWCに参加し、洗練されたボディに優雅さと高い性能を兼ね備えた美しく精巧なフラッグシップスマートフォン「Honor Magic5 Pro」を披露しました。Honor Magic4 Proの後継となる新しいHonor Magic5 Proでは大幅なアップグレードが行われ、Honorのテクノロジーに対する”人間中心”のアプローチを代表するモデルとなっています。

HONOR Device Co, Ltd.のCEOを務めるGeorge Zhao氏は、「顧客の真のニーズに対応することを約束するHONORは、製品イノベーションのために人間中心のアプローチを採用し、あらゆる人の日常生活を改善する直感的なテクノロジーソリューションを提供します」と述べています。

仕様リストは、デザイン、ディスプレイ、カメラ、システムパフォーマンス等、スマートフォンの重要な側面にわたって素晴らしいものになっています。スマートフォンを数日間使用しましたが、ここでは第一印象をお伝えしていきます。より長期の使用を踏まえて完全なレビューをお届けする予定ですので、乞うご期待下さい。

12GB RAMと512GB ストレージを備えたHonor Magic5 Proは、1199ユーロで販売されます。

デザイン


Magic5 Proは、両面がガラスのスリムな筐体と6.81インチの大型デュアルカーブディスプレイを中心に作り上げられています。前面と背面にカーブがあることで、エッジが非常に薄く見えます。

アップデートの見所は、Magic4 Proに搭載された「Eye of Muse」のアイコニックなデザインを進化させた、スターホイールトリプルカメラデザインです。

デバイスの中央にあるスターホイールは、風景や近代建築を連想させる曲線で背面に美しく溶け込みます。アートとテクノロジーを巧みに融合させた調和の取れた曲線からなる、ガウディに敬意を表したデザインとなっています。

厚さ8.77mm、重さ219gのMagic5 Proは、同じサイズのディスプレイを備えたSamsung Galaxy S23 Ultra(8.9mm / 233g)よりも薄くて軽い作りになっています。

IP68規格の防水に対応する本体は、デバイスを快適に持つことが出来る両側デュアルカーブの超スリムベゼルのおかげで、目にも手にも非常に快適です。今回レビューに使用しているのはBlackですが、マーケットに応じて、他にもGlacier Blue、Meadow Green、Coral Purple、Orangeという4つのカラーが展開されます。

ディスプレイ


「Quad-Curved Floating Screen」を備えた6.81インチのLTPOディスプレイは、Magic4 Proと同じ解像度(1312×2848)となっており、最大120Hzのリフレッシュレートによって究極のモバイルゲーム体験と”滑らかな”スクロールを実現します。

1800ニトのピーク輝度は素晴らしく、これはモバイル市場で見られる最高レベルの輝度の1つとなっています。これは、Galaxy S23 Ultra(1750ニト)すらも凌駕しています。

カメラ


スターホイールには、50MPの高解像度センサーを3つ備えたトリプルカメラモジュールが搭載されています。

広角カメラは、f/1.6、OIS付きの1/1.12インチセンサーを備えています。これは、Magic4 Proに搭載されているf/1.8から改善されています。

超広角カメラも、Magic4 Proの超広角カメラ(f/2.2)よりも多くの光を取り込むように改善され、f/2.0となっています。

Honorは、望遠カメラの解像度を、OIS付きの64MPからOIS付きの50MPに引き下げました。これは、より多くのメガピクセルを持つことがズームカメラの重要な技術的要件では無いことを知っている、賢明な決定です。

レーザーオートフォーカスシステム(dToF)センサーはMagic5 Proの新しい特徴で、被写体がカメラに非常に近いか遠いかを判断することでフォーカスプロセスを加速します。

前面カメラの解像度は12MP、f/2.4で、3D深度センサーを備えています。

パフォーマンス


Qualcommの最速SoCである「Snapdragon 8 Gen 2」がHonor Magic5 Proには搭載されており、そのプロセッサの実力は既に知れ渡っています。主な特徴や新機能については、プロセッサの概要ベンチマークに関する記事をご覧下さい。

Honorは、ヘビーユーザー向けに12GBのRAMを提供します。これは、わずか8GBしかなかった前世代よりも改良されています。そのメモリは、同時に沢山のアプリを開いておきたいという場合でも、スマートフォンをスムーズに操作するのに役立ちます。多くのアプリをインストールする場合、プロセッサ速度よりもさらに重要なポイントです。

「GPU Turbo X」システムの最適化のおかげで、Magic5 Proはハードウェアの使用率を最大化し、グラフィックスパフォーマンスが少し向上するはずです。

バッテリー


5100mAhのバッテリーは、現在のハイエンドスマートフォン市場で見られる最大容量であり、非常に優れたバッテリー寿命を提供するはずです。大手ブランドのアダプターは最大50ドル程度するので、66Wの充電アダプターを同梱してくれるHonorには感謝しています。一部のメーカーは、価格が1,000ドルを超える場合でも、ハイエンドデバイスに急速充電器を提供していません。

Magic5 Proは、ワイヤレス充電としては高い50Wのワイヤレス充電にも対応します。高性能なスマートフォンを急速充電出来ることは、バッテリーの不安を軽減する重要な機能です。

まとめ


Honor Magic5 Proは非常にワクワクするスマートフォンで、そのビルドクオリティ的にも、技術的にも優れています。今後数日でその使い心地をテストし、実用的なソフトウェアを使用してその詳しい性能を確かめたいと思います。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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