LGは、ディスプレイ製品やサードパーティ向けに販売されているパネルによって、大型有機ELパネル市場を独占し続けています。
ベルリンで開催されたIFA 2022で、97インチのOLEDテレビ「LG C2 Evo」を詳しく見る機会がありました。ほとんどの人が想像するように、それは素晴らしい製品となっています。これほどエッジの効いたテレビを経験した人はほとんどいないので、実物は想像以上に良いものになっています。
97インチというサイズ以外の面では、非の打ち所の無い表示品質、AIプロセッサ「LG Alpha 9 Gen 5」による画像処理、テレビの全体的なソフトウェア面等、基盤となるテクノロジーはLGが以前に示したものと同様です。
デザインはLG C2 Evoシリーズを忠実に踏襲しており、テレビを壁にぴったりと取り付けて視覚効果を最大限に高めることが出来ます。ある意味では、それを購入する余裕があったとしても、この上品なテレビと合うような空間を得るために、家をアップグレードする必要があるかもしれません。
LGは、価格や発売日を発表する用意が無かったようですが、多くの場合これらの超大型モデルは(当初の)生産量が少なく、比較的少数の裕福な顧客や法人顧客に販売されます。
数年前には、裕福な顧客がほぼ全ての105インチのフラットテレビを購入したという話を耳にしましたが、その中には高層ビルに届けるためにクレーンが必要だった人もいたようです。大衆市場ではありませんが、Amazonで1300ドル以下で販売される4K液晶テレビ「LG UQ7590」のように、86インチのテレビも最近ではお手頃な価格になりました。この97インチ有機ELテレビも、いつかその価格帯になることを願っています。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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