Lenovoは、他の企業が長い間夢見てきた製品”大きな物理ディスプレイに置き換わるメガネ型デバイス”を発表します。同社は、企業向けから一般消費者向けまで、XRメガネに関して素晴らしいポートフォリオを構築しており、多くの経験を積み重ねています。私達は以前、Lenovoのデモセッションとレンタルユニットのあるオフィスの両方で、「Lenovo ThinkReality A3」を使用した経験があります。

XRメガネがどれほど実用的で効率的であるかを自分の目で確認する必要があるため、その時間は非常に貴重なものでした。ThinkReality A3は驚くほど視認性が高く、何らかの理由でモニターを設置出来ない場合でも、最大5台の物理ディスプレイの代わりとして機能します。

消費者レベルの「Lenovo Glasses T1」は、より控えめな目標と手の届きやすい価格を目指していると思われます。その目標とは、数メートル以内にある27〜32インチのテレビのような単一の大型ディスプレイを置き換えることです。これは、私達の見解です。頻繁に旅行や出張に行く身として、飛行機のシートやスマートフォン/タブレットの代わりに、大きな仮想ディスプレイで映画や番組を視聴することが出来るということがどれほど素晴らしいかは容易に想像出来ます。

座席に埋め込まれた画面を見たり、スマートフォンを手に持っているよりも、まっすぐ顔の正面を見るほうが自然です。仮想ディスプレイのサイズだけ考えても、それに比例して視聴体験が向上します。それでも、画質とプライバシーは、飛行機に搭載されているどの画面よりもはるかに優れています。

仕事の作業を行いたい場合には、Glasses T1はMotorolaのデスクトップPC風GUI「ReadyFor」と互換性があるので、スマートフォンをコンピューターのように使用することが出来ます。SamsungのDexに似ていますが、より幅広い互換性を持っており、さらに優秀です。Glasses T1は、あらゆるコンピューターデバイスの1080p外部モニターとして機能します。

最後に、おそらく同製品は、このレベルの画質とこの製品カテゴリの中で最もコンパクトであることを指摘しておきます。旅のお供として考えた場合、これは非常に重要なポイントです。どれくらい長く装着していられるのか、目にとってどれだけ快適かをテストすることを楽しみにしています。これがあれば、次回のフライトはずっと短く感じることでしょう。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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