Face IDは完全に機能しており、Appleが長年にわたって行ってきた変更と改良のおかげでスマートフォンを保護する優秀な方法となっていますが、指紋でロックを解除出来る利便性も否定することは出来ません。残念ながら、どうやらiPhoneのフラッグシップモデルにTouch IDが復活することは二度と無さそうです。

Ming-Chi Kuo氏の最近のツイートによると、2023年に登場するiPhoneに画面内Touch IDが導入されるという自身の過去の予測は、今となっては正確ではない可能性があると言っています。彼は今回、その機能が2024年の新モデルでさえ見送られると話しており、何度も先延ばしされ続けていることを考えると、この辺りで希望を持つのはやめたほうが良さそうです。

Kuo氏は、AppleがiOS 15の最新アップデートでFace IDをマスクに対応させたことが、画面内Touch IDを延期している理由かもしれないと示唆しています。指紋認証が便利な理由の1つは、ロックを解除するためにスマートフォンを見る必要が無いことです。多くの人がマスクを着用している最近の状況では、ユーザーにとってiPhoneを解除する別の選択肢となり得ます。

いずれにせよ、AppleはMacシリーズやローエンドなiPadといった他の製品では未だにTouch IDを採用していますが、最終的に全ての製品が完全にFace IDに移行したとしても驚きではありません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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