聞いたことがある人もいるかもしれませんが、TeslaのCEOを務めるElon Musk氏は、一時期Appleに同社を売却しようとしていました。これについては、AppleのCEOであるTim Cook氏がそのような取引に興味を持たず、会議に参加すらしなかったことがMusk氏の伝記で明らかになっていましたが、それが話の全てでは無かったかもしれません。
Tim Higgins氏のWall Street Journalへの報告によると、Musk氏が提示したTesla売却の条件の一つは、AppleのCEOに就くことだったようである、と彼の著書 Power Play: Tesla, Elon Musk and the Bet of the Century の中で明らかにされました。書籍の中で、Musk氏は「私がCEOだ」とCook氏に向かって言い、Cook氏はそれを”Musk氏がTeslaのCEOとして残る”という意味に捉えたと書かれています。
Well, this is a different perspective on Apple not buying Tesla https://t.co/Fn6yvfrxlP pic.twitter.com/T1xcIHCQCp
— Mark Gurman (@markgurman) July 30, 2021
Cook氏は「その考えに異論はない」とMusk氏に言いましたが、Musk氏は「AppleのCEOになりたいという意味だ」とその意図を明らかにしました。それから、Cook氏は言葉を選んで返答し、電話を切りました。これは面白い話ですが、特にMusk氏が会話や手紙等のやり取りをしたことは一度も無いとそのツイートに返答していることから、それがどれほど正確かはわかりません。
Musk氏は、Cook氏に面会を求めたが拒否されたと述べています。Cook氏については、2021年のあるインタビューの中で、Musk氏と話したことは一度も無いが、Teslaに対しては”大きな称賛と敬意”を持っていると述べています。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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