AppleはAndrew Kim氏を雇いましたが、その彼は直前までTeslaのシニアデザイナーを務めていました。LinkedInのプロフィールが更新されており、Appleに在籍していることがわかります。実際、Kim氏のInstagramを見ると、先週火曜日がAppleにおける最初の仕事であったことが見て取れます。

Appleが自動車に対して本格的に取り組んできたことは、口外されていないにせよ半ば周知の事実のように噂されてきました。Apple自身は否定も肯定もせず、最近では自動運転技術の開発のみで、Apple自身が車を作るわけではないとも噂されていました。Appleのお膝元であるカリフォルニア州では、公道でAppleの自動運転に関連するテスト車両が走っており、周知の事実化するのも致し方なし、といったところなんでしょう。

ただ、今回のKim氏の採用は、Appleが依然として自動車メーカーへの道を捨てていないのではないか?という観測を裏付けるものかもしれません。実は、Macのハードウェアを長年担当していたDoug Field氏という元担当役員はAppleを辞めていたのですが、8月に再びAppleに戻りました。その彼は、Teslaの車両主任エンジニアになっていた人物。色々と役者が揃いつつある感じです。

Andrew Kim氏は、モデル3やモデルSなど、いくつもの車両の設計に携わっており、モデル3では、車内空間の設計に強く関わっています。その彼がAppleの自動車プロジェクトに参加するということであれば…。やはり期待せざるをえないですよね。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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