多くの場合、ディスプレイはその機能面で代わり映えがありません。これは、大きく言えば、ディスプレイが行うのはスクリーンにものを表示するという一つのことだけだからですが、実際それ以上の用途はありません。したがって、色やディテールの面で比較的正確に映すことが出来ている限り、文句を言うことは難しいでしょう。

そうは言っても、Appleはディスプレイをさらに改良出来る余地があると考えているようです。なぜなら、9to5Macからの報告によると、どうやらAppleが新しいPro Displayを開発しており、その内部にはA13チップセットが搭載される可能性があると言われているからです。この報告は、AppleがGPU内蔵ディスプレイの開発に取り組んでいる可能性があるという数年前の報告と実際に繋がっています。

これは、一つのチップに様々な部品を組み合わせたA13のようなチップセットが”System-on-a-chip”、つまりSoCと呼ばれているからです。この部品の中にはCPUやGPUも含まれており、コンピューターではそれぞれ別々に販売、搭載されている場合もあります。つまり、そのモニターは理論的に、外部GPUのようにデバイスのグラフィック処理性能を強化するのに役立つ可能性があるということです。

また、接続されているコンピューターの作業を部分的に処理することで、負担をかけすぎたり、過熱したりしないようにコンピューターを支援することが出来るかもしれません。これは興味深いアイデアですが、現行のPro Display XDRの価格を考えると、チップセットを内蔵する新モデルがいくらになるかは考えたくありません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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