現時点では、1TBの内部ストレージを備えたスマホはほぼ存在しません。多くのスマホは512GBが上限となっており、例えばAndroidスマホはmicroSDカードスロットでデータ容量を拡張できるので、あまりストレージ容量を多くしない、というメーカーもありますよね。

今年のモデルであるiPhone 13(仮)には1TBモデルが導入されるのではないかという噂がありましたが、TrendForceの最新レポートを信じるならば見込み薄のようです。このレポートでは、iPhone 13(仮)のストレージの上限は、2020年の先代モデルであるiPhone 12と同じ512GBになるとしています。

つまり、1TBのiPhoneが欲しければ、早くとも2022年まで待たなければならないかもしれないということです。待つ選択肢がない人にとっては不幸なニュースですが、決して悪い話ではないはず。これまでのiPhone同様に内蔵ストレージの容量格差は、すなわち価格差に直結しており、現在のストレージ単価を考慮すると1TBのiPhoneがどれほどの価格になるかはもはや考えたくない状況とも言えるはず。

一方で、ストレージのサイズが大きくなるのは当然の流れ。カメラの性能が向上し、より高解像度の写真や動画を撮影できるようになったことで、ファイルのサイズが大きくなっていることはみなさんもお気づきのはず。意外なところでは、スマホの性能が向上したことで、ゲームアプリでも高解像度の素材を大量に必要とするため、インストールに必要な容量が増加しています。

PCが10年前のストレージ容量と比較にならないほど飛躍的に容量を増やしたのと同じく、スマホのストレージ容量が1TBに到達するのは自然な流れと言えるでしょう。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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