「ベゼルレス」と謳うスマホが多く登場する昨今ですが、実際のところは完全にベゼルレスと言えず、「ベゼルが目立たなくなった」という表現が適当なところでしょうか。しかし、LetsGoDigitalが発見した11月29日公開のSamsungの特許によれば、真のベゼルレスを目指しているようです。

上記の画像は、Samsungのスマートフォンの側面までディスプレイが湾曲した構想をCGレンダリングしたものです。このアイデアでは、スマホの上部と下部まで完全にベゼルレスを達成しており、確かに真のベゼルレスとなっていますね。「ベゼルレスって簡単にできないの?」と思うかもしれませんが、この特許では、サイドまで拡大したディスプレイが、デバイスのフレームとして機能すると説明しています。

つまり、金属のフレームがないとスマホは、強度的にも基本的に成り立たないのが現状と言えるでしょう。ディスプレイ周りに金属フレームがないこのデザインが果たして実現できるかどうかは不明ですが、Samsungは少なくともこうしたアプローチを検討しているといえます。

この特許の面白いところでは、SamsungはフラグシップモデルのGalaxyシリーズなどでスマホのサイドまで湾曲したディスプレイを採用しています。つまり、すでに一部は実際の製品として実現しているのです。また、ノッチの代わりにディスプレイの内側に円形の切り抜きを用意してセンサーとカメラを配置するデザインの実現をSamsungは目指しており、新世代のスマホの実現に注目が集まります。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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