バグの修正や新機能が導入されるアップデートは大歓迎ですが、ソフトウェアをハッカーの危険に晒したり、セキュリティ上の問題を起こすといった悪影響を及ぼすアップデートも時には存在します。ゼロデイ脆弱性に対処するための修正が加えられているChrome 91も、そういった例の一つです。

Chrome 91は、GoogleのChromeブラウザの最新アップデートであり、数週間前にリリースされました。しかし、そのリリース後に、悪用されるとユーザーにとって危険なゼロデイ脆弱性の存在が判明しました。ただ、その後Googleはその脆弱性を修正する91.0.4472.101というバージョンをリリースしているので、危険を回避するためには今すぐブラウザをアップデートする必要があります。

現在、通常Googleはユーザーに代わってChromeを更新しており、ブラウザを起動するとアップデートを確認し、ダウンロード、インストールを実行します。したがって、次回ブラウザを閉じて再起動した際に、それが更新されるはずです。しかし、もし待てないという方は、いつでもChromeを手動で更新することが可能です。

有難いことに、この脆弱性が実際に悪用されているという報告は聞いていないのでそれは朗報ですが、それでもブラウザを更新する必要があることには変わりありません。

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

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