2019年に、長年Appleのデザイナーを務め、同社の製品に特徴的な独自のデザインを与えてきたJony Ive氏が退社しました。しかし、約2年前にAppleを辞めたにも関わらず、未だにIve氏は同社と仕事をしているようです。なぜなら、WIREDからの報告によると、24インチ iMacのデザインにIve氏が関わっていたからです。

その情報は、この出版社が行ったiMacのレビューの中で明らかになりました。ただ、Ive氏が関与したのが同社を退社した後で、Appleが彼の新会社を通して仕事を依頼したのか、それとも退社前から関わっていたのかは不明です。WIREDが示唆しているように、ハードウェアの設計には時間がかかるため、退社前から彼が取り組んでいた可能性があります。

2017年のインタビューの中で、iPhone Xの開発にAppleが約5年かけていたことをIve氏は明らかにしていたので、これは実際にあり得る話です。つまり、少なくとも2012年からそのデバイスの開発が進められていたということで、数年前にIve氏がまだAppleに勤務していた時に24インチ iMacのデザイン制作が始まっていたとしても驚きではありません。

24インチ iMacは、そのデスクトップコンピューターの長い歴史の中で初めて行われた大きなデザイン変更で、今後行われる様々な変化の始まりになると予想されます。Appleは、Mac miniやMacBook Proの新設計にも取り組んでいると言われているので、もしそれらのデザインにもIve氏が関わっていたとしても不思議ではありません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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