長い間、コードやケーブル、充電マット等を使わずにデバイスを充電出来る、新しいワイヤレス充電システムにAppleが取り組んでいると報告されています。同社は何年にもわたって多くの特許を出願してきましたが、それらは実現されていません。Appleの最新の取り組みである「MagSafe」でさえ、私達が望んでいた未来のようにはまだ感じません。

しかし、Xiaomiが「Mi Air Charge」テクノロジーを発表したことで、どうやら同社は全ての競合他社を打ち負かしたようです。これは基本的に、充電波を放出する一種のビーコンのようなもので、その周りや近くにあるものを充電します。充電をするためにユーザーが静止したり、デバイスを使わないでおく必要はなく、基本的には近くにいるだけで充電が開始されるとXiaomiは説明しています。

これは、ケーブルが不要になる始まりを示す、重要なアイデアです。ちなみに、過去にはスマートフォンから全てのポートを廃止することを検討しているメーカーに関して複数報告されているので、これはそれに向かう第一歩かもしれません。残念ながら、今のところMi Air Chargeによって出力される充電速度は5Wと非常に遅く、対象のスマートフォンはその充電波を受信するために特殊なアンテナアレイを搭載する必要があるので、全てのデバイスですぐに機能するわけではありません。

興奮する前に、この技術が消費者向けの製品で利用出来るようになるにはまだしばらく時間がかかる可能性があるとXiaomiは指摘しているので、すぐにそれを手に取ることは出来ないようです。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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