1月初めのCES 2021で、LGは巻き取り式ディスプレイを搭載するスマートフォンを開発していると予告しました。ある意味で、これは折りたたみ式ディスプレイよりも優れたアイデアで耐久性が向上する可能性があり、あんな分厚いシャーシの必要性も無くなると考えられます。

これまで、私達が知る限り、LGは業界でそういったデバイスを開発している数少ない企業の一つでした。しかし、Samsungも同じように興味を持っているようです。LetsGoDigitalからの報告でSamsungによる特許が明らかになり、同社は巻き取り式スマートフォンに関する似たようなアイデアを持っていることが示されています。

これまで見てきたコンセプトやデモと同じように、Samsungの巻き取り式スマートフォンもほぼ同じように機能します。表面的には通常のスマートフォンに見えるのが特徴で、内部にはモーターが内蔵され、巻き取られたディスプレイが隠れています。これにより、ユーザーはデバイスを引き出して画面を拡張したり、それをしまってまた小さい状態に戻すことが出来ます。

これにより、デバイスのつなぎ目が少なくなり、作りもスリムになります。ただ、これは特許なので、Samsungがそれを実現する計画があるかどうかはわかりません。しかし、SamsungとLGがディスプレイ技術に関して互いに緊密に競合していることを考えると、この特許はそれほど現実離れしているものではないかもしれません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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