いくつかの観点から、タイミングが良いとはいえないかもしれません。スマートフォン市場は急速に低迷しており(一部のレポートによると約40%)、欧米では一部の地域で失業率が大幅に上昇しています。そんな状況下ではありますが、サムスンは新しいGalaxy Aスマートフォンシリーズを発表しました。価格は110ドルから。

新しく発表されたGalaxy Aシリーズは6機種。
・Galaxy A10(110ドル)
・Galaxy A11(180ドル)
・Galaxy A21(250ドル)
・Galaxy A51(400ドル)
・Galaxy A51 5G(500ドル)
・Galaxy A71 5G(600ドル)

サムスンはこれらのモデルを、同社が「コア・エッセンシャル」と呼ぶバッテリー、カメラ、ディスプレイ、ストレージ、動作速度を、各市場に対してコストパフォーマンス良く提供できるよう設計したといいます。

同社のフラグシップモデルであるSシリーズやNoteシリーズに比べるとあまり注目されてはいませんが、Galaxy Aシリーズは大量生産で比較的成功を収めており、同社が2020年にAシリーズを「オールイン」と打ち出すことは自然な流れといえます。

以下に、去年モデルとの比較や今回発表された5Gモデルの比較表を掲載します。

見ると分かるように、基本的にスペックと価格は比例しています。“コア・エッセンシャル”としている各スペックを見てみてもそのようになっていると分かると思います。

このラインナップは誰が見ても簡単に選べるように、このように価格とスペックを比例させているようです。

Sシリーズに比べて廉価という設定ながら、デザインに関してはS20ラインを受け継いでいるといえます。

A10とA11に関しては特にカメラのスペックが控えめですが、110ドルなどといった価格を考えれば驚くことではないでしょう。

しかし、A51とA71のカメラはかなり強力でモダンなものを採用しています。これらはS10のメインカメラよりも大きいです。これらはGalaxy S20 Ultraには及ばないにしても、スペック上はかなり良さそうです。

最後に、A51とA71は5Gの廉価モデルとして価値があるといえます。ハイエンドの5Gモデルから1200ドル以上価格を下げられているのは素晴らしいことです。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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