レノボは世界初のフォルダブルノートパソコンの量産モデル「ThinkPad X1 Fold」を発表したばかりですが、サブディスプレイにEインクを採用したノートパソコンという新たなカテゴリの製品も投入してきました。
天板部分に設置された10.8インチのサブディスプレイはEインクのため、表示を切り替える際にしか電力を消費しません。ですから、可能性は無限大。例えばカレンダーを表示してもいいですし、通知も常に表示しておけます。Eペンによる筆記も可能で、読書や空港のチェックインなどにも利用できるかもしれません。
サブディスプレイのみで利用しているときのバッテリー消費は小さいため、この状態で24時間の連続駆動が可能だといいます。
例えば、ドキュメントを読んで注釈を付ける程度のことならサブディスプレイで十分でしょう。フライト中にKindleアプリで本を読むのにも向いています。
Eインクはバッテリー消費が小さいというだけでなく、バックライトが発光しないため目にも優しいです。
Eインクディスプレイを更新し続けるために、パソコンを閉じていても電源は入ったままになります。スマートフォンの動作に少し似ているといえるでしょう。
「Always-on」はパソコンの新たなトレンドで、特にQualcommがこれを推進しSnapdragon採用パソコンでできるようにしてから、レノボなどメジャーなOEMがこれを利用した5Gノートパソコンを発表しています。
しかしThinkBook PlusはIntelプロセッサで動作しています。これはQualcommに限らず、ノートパソコンが全体的にAlways-onになる流れになってきているということです。誰も、メールチェックのためにパソコンの起動を待ちたいという人はいませんからね。
メインのディスプレイは13.3インチのFHDディスプレイ(もちろんカラー)で、他のパソコンでも使われるような一般的なものです。
この製品のより詳細なことは3月に発表するとしています。
ともあれ、Eインク搭載のノートパソコンがコンセプトモデルをすっ飛ばして製品化されるのは、歓迎すべきことでしょう。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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