マイクロソフトは、MRヘッドセット「HoloLens 2」をついに正式発表しました。同社は、この製品で「仕事のやり方」が変わることを目標にしていると語っています。新しいヘッドセットは、以前の製品よりも3倍快適に装着できると言います。HoloLens 2は2倍の視野を持ち、視野角1度あたり47ピクセルを確保しています。 Microsoftは、ハーフHDのテレビからフルHDのテレビにアップグレードしたものと同様だと説明します。
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— Microsoft HoloLens (@HoloLens) 2019年2月24日
HoloLens 2は、ユーザーの網膜を追跡して、ユーザーが見ている場所を正確に把握することができます。また、Windows Helloで虹彩認証も可能で、かぶるだけで装着者の認証とログインが完了します。また、ヘッドセットにはコントローラーなしにユーザーの手を追跡できる新しいタイムフライト式深度センサーが搭載されています。
マイクロソフトは、軽量のカーボンファイバー素材を使用することで快適性を向上させ、またヘッドセットの温度が低くなるように調整されています。バイザーは簡単にひっくり返すことができ、HoloLens 2を取り外さなくとも、周囲の状況を把握することができます。なお、きちんと固定されるようヘッドバンドを締め付けるためのダイヤルがあります。
全般的に改善された新しいHoloLensですが、エンタープライズユーザーが主な対象となっており、購入する前に企業側でHoloLensヘッドセットをカスタマイズすることが許可されています。マイクロソフトは今年中に米国、中国、日本、カナダ、ドイツ、フランス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、そしてイギリスに向け、3500ドル(約39万円)の出荷を開始する予定です。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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