KDDIとKDDIアセットマネジメントは個人向け確定拠出年金サービスとして「auのiDeCo」の提供を開始した。スマホ1つで運用から確認、サービスの見直しまでできるアプリの配信も合わせて開始した。

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「auのiDeCo」の最大のポイントはスマホ1つでできるという手軽さに加え、運用する投資信託残高に応じたポイントがauユーザーには永続的に付与されることだ。ポイント数は残高が100万円ならば年間1000ポイントとなっており、投資信託の種類は全部で5つが用意された。

確定拠出年金「iDeCo」は私的年金とも呼ばれ、毎月決まった金額を積み立て、60歳以降に年金か一時金として受け取れる。積み立て期間中の掛け金は全額が所得控除、受取時も退職所得控除や公的年金等控除」が適用されるため、税制的にも優遇されており注目を集めている。

 同社の調査によれば20〜30代の58.6%が資産運用でお金を増やしたいという結果が出ており、スマホ1つで資産運用が可能な「auのiDeCo」は、こうした若年の資産運用機運の受け皿として注目を集めそうだ。

 申し込みはアプリから可能となっているのだが、申し込みをした後に必要書類が発送されて手続き完了までには1か月から2か月程度かかるという。これは国民年金基金連合会などによる審査が必要となるからだ。やや煩雑な手続きが必要であるが、今後はスマホ1つですべてを完結できるしたいとしている。

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