Facebookのようなソーシャルメディアネットワークには、偽のニュースの問題があります。これはFacebook社が、例え虚実入り混じるとも、多数の記事をシェアできるためです。この問題をより効率的に処理できるように、同社は企業買収によって対処する見通しです。

TechCrunchの報告では、Facebook社が、自然言語処理(人工知能と言語学の一分野)に特化しているBloomsbury社と言う名前のAI企業を買収したことが明らかになりました。これによりFacebook社は「買収によってチームの専門性は自然言語処理研究におけるFacebook社の取り組みを強化し、自然言語とそのアプリをさらに理解するのに役立つだろう」と述べています。

しかしながら、Facebook社はその買収の目的を明確にはしておりませんが、それは偽のニュースと戦うために利用されると述べています。それはTechCrunchの報告が示唆している事でしょう。Bloomsbury社のAIとそのツールは多岐に渡る分野の中でも、そのために使用される以外考えれられそうにありません。

この報告はまた、Bloomsbury社の共同設立者であり研究責任者であるSebastian Riedel氏が、偽のニュースに対処するためのFactmataと呼ばれる別のスタートアップ企業をどのように設立したかを提示しています。これで十分ではないかと思われますが、私達にできる事はこの様子を見守るだけのようです。この取引の財務内容は言及されていませんが、Facebook社が2300から3000万ドル(日本円にして約25億から33億円)を支払っている可能性があると報じられています。

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

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