現在、多くの企業が公道で自律走行車の運転テストをしています。Uber(ウーバー)もその中の一つで、熟練したドライバーが日々性能を確認しています。 ところが、今年3月アリゾナ州テンペにある同社の自律走行車が歩行者を撥ね、死亡させる事故が発生しました。 警察の発表によると、運転手であるRafaela Vasquez氏は、事故発生時に携帯端末でHuluを見ていた可能性があるとのことです。

被害者であるElaine Herzberg氏(49
歳)は、道路を横断中に同社車両に39マイル(約63km)で衝突されました。 Vasquezは携帯の視聴に気を取られ、ブレーキをかける等の対策をとれず、この悲劇が起こったとみられています。
警察の報告では、運転手のHulu利用履歴が衝突時の42分前から確認できたとあります。 つまり、Vasquez氏は乗車するやいなや動画の視聴を始めた可能性が非常に高いことを示しているのです。
もしVasquez氏が自覚を持ち運転をしていれば、自律走行車が一つの生命を奪うことはなかったでしょう。 量刑判決はまだ出ていませんが、Vasquez氏は運転業務上過失致死傷罪にあたる可能性が高いとされています。
発表された事故発生時の映像を確認すると、衝突のわずか数秒前にVasquez氏は自身の前方下を見ています。
同氏は「ダッシュボードにiPadをとりつけている。それで自律走行車のシステムを確認していた」と警察に話しています。

引用元: reuters

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

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