NVIDIAは、クラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」の対応タイトルとして、名作RPG『Fallout: New Vegas』を新たに追加した。本作は2010年に発売された『Fallout』シリーズの中でも特に評価が高く、核戦争後のモハーヴェ砂漠を舞台に、運び屋である主人公が複数の勢力争いに巻き込まれていく物語が描かれる。プレイヤーの選択によって物語の展開や地域の勢力図が大きく変化する点が特徴で、自由度の高いロールプレイ体験が支持されてきた。

近年、本作はAmazon Prime Videoで配信されている『Fallout』実写ドラマシリーズとの関連性でも注目を集めている。特にシーズン2の世界観や設定の背景として、『Fallout: New Vegas』の物語が重要な基盤になっているとされ、ドラマ視聴者の間でもゲームへの関心が再燃している。
今回のGeForce NOW対応により、ユーザーは高性能なゲーミングPCを用意することなく、クラウド経由で本作をプレイ可能となった。ノートPCやスマートフォン、スマートテレビなど幅広いデバイスに対応し、ローカルへのインストールも不要で、低遅延かつ手軽にゲームを楽しめる点が魅力だ。なお、Steam、Epic Games Store、Xbox版など、既に対象プラットフォームでゲームを所有しているユーザーが利用できる仕組みとなっている。
また今回の発表では、『Hogwarts Legacy』や『LEGO Harry Potter Collection』など、他の注目タイトルの追加も明らかにされた。特に『Hogwarts Legacy』はEpic Games Storeで無料配布された直後ということもあり、クラウド経由でのプレイ需要が高まりそうだ。
一方で、NVIDIAはGeForce NOWの無料プランについても変更を発表。2026年1月以降、一部の高負荷タイトルは無料プラン対象外となり、有料会員のみがプレイ可能になる。クラウドゲーミングの性能と持続性を両立させるための施策とみられ、今後のサービス戦略にも注目が集まる。
























