沖縄のビジネスシーンに新たな風を吹き込む一大イベント「アスティーダエグゼクティブサロン2024 in 沖縄」が、いよいよ開催の運びとなった。本イベントは、経営者や起業家、ビジネスリーダーが一堂に会し、未来志向のビジネスの在り方を考える貴重な機会となっている。
今回のイベントでは、「新時代のビジネス創造」をメインテーマに、DX、サステナビリティ、イノベーションなど、現代のビジネスにおける重要なトピックスを網羅。第一線で活躍する経営者やリーダーたちによる講演やパネルディスカッションを通じて、参加者は最新のビジネストレンドと実践的な知見を得ることができる。
編集部注目のセッション:ウェルビーイング実現に向けた新たなビジネスモデル
特に編集部が注目したのが、「ウェルビーイング実現に向けた新たなビジネスモデル」と題されたパネルセッション。プラネタリー(地球環境)、パーソナル(個人の幸福)、ソサイエティ(社会の調和)という3つの重要な視点から、持続可能な社会の実現に向けた具体的なアプローチを探る。
左から:関氏(aiESG)、杉岡氏(Wellulu)、芹澤氏(プランティオ株式会社)
このセッションには、各分野の最前線で活躍する3名の識者が登壇。
メディアを通じてウェルビーイングの新しい価値を発信する杉岡氏(Wellulu)
デジタル技術で食と農の未来を切り拓く芹澤氏(プランティオ株式会社)
最先端AI技術とESG分析・評価で社会変革を目指す関氏(aiESG)
各氏が、それぞれの専門分野における革新的な取り組みと、ウェルビーイング実現に向けた具体的なアプローチを紹介する。
Welluluが描くメディアを通じたウェルビーイング
杉岡氏からは、ウェルビーイングメディア「Wellulu」の取り組みが紹介された。特に注目を集めたのは、環境配慮型ライフスタイルの具体的な事例紹介と、それによる読者の行動変容の実例だ。「メディアには社会変革の可能性がある」と語る杉岡氏の言葉には、強い確信が感じられた。
プランティオが切り拓く食と農の未来
続いて登壇した芹澤氏は、デジタル栽培プラットフォームを通じた持続可能な農業の実現について語った。特に印象的だったのは、アーバンファーミングがもたらす多面的な価値について。「地域活性」「食農教育」「環境貢献」「食糧自給」という価値が、人との繋がりや学び、ネイチャーポジティブな活動として、総合的なウェルビーイングに貢献している点を強調した。
aiESGが示すAIとESGの融合
関氏からは、最先端AI技術を活用したESG分析・評価の可能性について、具体的な事例を交えた発表があった。特に、テクノロジーによる社会課題解決の展望について、具体的なデータと共に示された内容は、参加者の大きな関心を集めた。
未来への展望
セッション終盤では、ウェルビーイング市場の将来性について熱い議論が交わされた。特に印象的だったのは、各登壇者が口を揃えて強調した「技術革新と人間中心の価値観の融合」の重要性だ。AIやデジタル技術の進化が、より豊かで持続可能な社会の実現に寄与する可能性が示された。
今回のイベントを通じて生まれる新たなビジネスの種が、沖縄の持続的な発展と繁栄にどのようにつながっていくのか、大きな期待が寄せられている。来年以降も、このような価値あるビジネス交流の場が継続的に提供されることを、心より期待したい。