皆さんこんにちは。河上 純二 a.k.a JJです。


B DASH CAMP 2024 Spring in Sapporoが2024年5月22日〜24日に札幌市内で開催。
2011年の初回開催から21回目の節目を迎えたB DASH CAMP。オープニング・セッションである「ネット企業の成長はどこに向かうのか(2024春編)」をいち早くレポートします。


オープニングセッション登壇者
國光 宏尚(Thirdverse / Mint Town / フィナンシェ)
倉林 陽(DNX Ventures)
佐藤 光紀(コミックスマート)
武田 純人(野村證券



國光 宏尚(Thirdverse / Mint Town / フィナンシェ)

シンプルに伸びている市場で勝負することが大切です。
成長をしていく為に必要なことはこれまでの当たり前を変革し、新しい市場や変化に応じていくことです。スマホ、ソーシャル、クラウド市場は伸びているかと言えば違います。
利益重視のスモールビジネスではなく、Web3、AI、メタバースという伸びる市場で戦う必要があります。

倉林 陽(DNX Ventures)

SasS業界の厳しさはあるものの、テクノロジーも進化するのなかで、SaaS業界も同じである必要もなく進化をしていく必要があります。日本は環境がアメリカより良く、大きなファンドができたりしています。利益が出ていなくても成長率を見せることがポイントであり、IPO時点で黒字でなくても良い。市場がどれほど成長していて企業も成長しているのであれば良いということですね。

佐藤 光紀(コミックスマート)

新しい価値を造ることが大事で、クリエイターのマインドと金融(フィナンシャル)のマインドが重なっていない現状ですが、そのマインドが重なった所に大きな市場があると思います。
自身が利用しているデジタルコンテンツや多くのものなども、金融資産になりますが、それを認識できていない。そこに次のチャンスがあると思います。

武田 純人(野村證券)

日本のグロース市場株を上げていく為には、企業は利益率だけに捉われなくてよく、また規制緩和はたくさん行ったほうが良いです。そこから更に何か一つを突き抜けるという事が大切になります。1億人に向けたサービスが気づけば10億人だったというくらい、尖った領域を造ることがBtoC領域には必要で、同時に規制緩和が行えれば新たな市場が広がってグロース株の価値も上がっていくでしょう。


グロース市場とSaaS業界における成長戦略と株価上昇のポイント

セッションでは、現在のグロース市場やSaaS業界において、利益率だけでなく成長率や規模拡大を重視することが強調されました。赤字を抱えても未来に投資する姿勢や、新しい市場や価値を創造することが株価を上げる鍵とされています。
特に、新しい分野や革新的なサービスに挑戦し、グローバル展開や規制緩和を活用して成長することが重要視されています。SaaS業界は今後も成長が期待されており、新たな価値や分野に注力することで株価の向上が見込まれています。
そのため、市場の動向や技術の進化に敏感であり、積極的な投資と挑戦が求められています。