皆さんこんにちは。河上 純二 a.k.a JJです。

世界を変えるスタートアップ企業にフォーカスした最新レポートをお届けします。第46回目は、サニーサイドアップグループのブランドテック事業を担う株式会社サニーサイドエックス / SUNNY SIDE X Inc. 代表取締役社長 西谷 大蔵さんにお話を伺いました。

XRスタジオについてサニーサイドエックスの西谷代表が説明。XRスタジオはサニーサイドアップの主力業務である、PRならびにブランドコミュニケーション業務と連携し、各企業がこのXRスタジオを使って情報発信することができるバーチャルスタジオ。実写の人物の背景に極めてリアルなCGをリアルタイムで合成することができるスタジオで、カスタマイズも自由自在。VRをはじめとした「没入体験するXR」も、それから本日ご紹介するこの「見るXR」も、総合的にこのXR市場が今後伸びていくとみている。


サニーサイドアップグループが提供するリアルタイム・バーチャルスタジオ

カメラアングルはあくまで仮想空間上のシミュレーションですので自由自在です。この仮想空間の背景は2Dの写真ではなく、縦・横・高さの3軸を持つ立体空間です。ですので、見た目も違和感がなくとてもリアルです。それに背景の3Dは地球上のどこかを表現しても良いですし、あるいは地球上じゃなくても別に宇宙でも海底でも、どこからでも自由自在にそしてリアルに表現することができます。時間も天候も、はたまたプレゼンテーションでも動画でも何と組み合わせても良いという、大変自由度の高い空間です。
あるいは、下(床)からAR的にグラフとか図表とか数値とかテキストとか、3Dデータを浮かび出させることももちろん容易に出来ます。そういったカスタマイズやギミックが随時出来るのも面白い点です。

このXRスタジオは、TikTokerやユーチューバーさんに使ってもらう、といったエンタメ系でもいいですし、もちろんビジネス系でも最高に相性が良いです。ビジネスで使うのであれば新製品発表はもちろんですし、アワードや自社カンファレンス、それに経営方針発表・期首戦略発表からIR(株主コミュニケーション)など、社内向け・社外向け問わず、広く企業の情報発信でお使い頂けます。

我々はいわゆる制作会社ではありません。そういう意味でこのXRスタジオの利活用で言うと、やはり制作会社さんとは別のアプローチをすることが求められていると思っています。それは、サニーサイドアップグループはPR会社からはじまったブランドコミュニケーション会社である、という点です。
こういう事業会社が自社オフィスの中に物理的にスタジオ作ったというメリットは、プレスリリースをはじめとする情報発出の基点からストーリーテリング、ナラティブといった観点の中でこのXR的な映像表現を使った実行までを、一気通貫でご提供出来るというのが最大の特徴と考えています。
XR技術としてはだいぶこなれてきていて、まさに民主化というか、様々なタイプのご予算に合わせて、最高のクオリティーの映像を使い勝手良くご利用いただけるようになっていますので、ますますこのXR技術をどう使うかが問われています。



XRに対する人々の認識が一般化してきた
ヘッドマウントディスプレイを掛けて「没入するXR」から、我々が展開しているような「見るXR」まで、さまざまなXRビジネスやサービスをご提供されている会社が日本はもちろん世界でもかなりの勢いで増えています。東京だけでみても、XRスタジオ自体、確実に増えています。例えば先月も公表された範囲だけでも在京TVキー局から、なんと東京にある大手外資系ホテルが社内でXRスタジオを新設した!なんてニュースリリースまで出ている、それぐらい確実に市民権を得て広まってきているのがこのXRです。もちろんそれ以外にも広告代理店さんから制作会社さんから、珍しいところだと建築系の大手会社様など、本当に様々なタイプの企業さんがXRスタジオを新設されています。
でもまだまだ、グローバルでみると、北米とヨーロッパはもちろんのこと、アジアでも中国、韓国などのXR先進国と比べ日本はまだまだこれからといった状況で、数も少ない現状です。それだけに、今後よりいっそう拡大していくだろうと思っています。


映像が2次元から3次元になって表現が豊かになるだけで、映像表現の幅が大きく広がりますし、視聴者も見飽きにくくなります。それだけではなく、XR動画はSNSなどの短尺動画(ショートコンテンツ)に抜き出しても使える(映える)ので、映像制作自体のROIを圧倒的に高める事も可能です。

アメリカでも例えばApple社なども自社の新製品発表はXRでやっています。これらなど、XRで撮っていることがわからないぐらい、リアルでコストも十分に掛けて撮られていますね、こういったこともあり、見る側の人もどんどんと「目」が肥えてきて求めるレベルも高くなってきていると思います。


「たのしいさわぎをおこしたい」という、サニーサイドアップグループのスローガン

サニーサイドアップグループのコーポレートスローガンに「たのしいさわぎをおこしたい」というのがあります。1985年の設立以来、今まで40年近い会社の歴史のなか、メンバー一人ひとりが大事に培ってきたDNAです。
この「たのしいさわぎ」に、テクノロジーとクリエイティブのふりかけを ”かける(X)” 会社として、最新テクノロジーとサニーサイドアップグループが培ってきたブランドコミュニケーション領域を掛け合わせる、クリエイティブとブランドテックをご提供する企業として我々はうまれました。

重要なのはあくまで各企業様が発信されたい情報ですとか、新製品の情報だったりさまざまあると思います。それがあくまでメインディッシュであって、我々はそこにテクノロジーの「ふりかけ」をかけさせていただくことによって、すこし変化ではないですが色々な所で取り上げられるような形になったりフックとなって、さらに市場に浸透するお手伝いができるんだったらいいなという思いを持っています。




「たのしいさわぎ」に、テクノロジーとクリエイティブのふりかけを ”かける(X)” 会社を目指す。
株式会社サニーサイドエックス / SUNNY SIDE X Inc.
代表取締役社長 西谷 大蔵

https://ssug.co.jp/company/group/



■河上 純二 a.k.a JJプロフィール

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