スマートフォン等のモバイルバッテリーで有名なブランドであるAnkerは、新たなイノベーションの領域に進出しました。同社の最新バッテリー製品「Solix」は、家全体に電力を供給するように設計された巨大なバッテリーパックとなっています。この画期的な装置は、主なエネルギー源として太陽光発電に依存している人々が直面する課題に対処することを目指しています。

太陽光パネルは日中に電気を生成しますが、余剰電力が使用されないことがよくあります。逆に、夕方と夜間にはエネルギーの生産が制限されてしまいます。これらの制限を克服するために、Solixバッテリーを使用すると、住宅の所有者は日中にソーラーパネルで生成された余剰電力を蓄え、夜間や停電時には必要に応じて利用出来るようになります。

画像: Anker

Solixバッテリーには様々なサイズがあり、最も大きいものは冷蔵庫のようなサイズとなっています。家主は、個々の要件に応じて、5kWhから最大180kWhまでの範囲で容量を選択することが出来ます。Ankerは、最も大型のSolixは一般的な住宅の電力を1週間維持することが可能だと誇らしげに説明しています。この性能は、停電時や極端な気象条件、その他の要因によって地域の電力網が混乱に直面している場合に、特に貴重になります。

Ankerは、Solixバッテリーと既存のソーラーパネルシステムとの互換性、及び将来的な電気自動車の充電機能を強調しています。Ankerは、まだ発売日や価格の詳細を明らかにしていませんが、より大容量のストレージはかなりの価格になることが予想されます。Ankerの現行製品である2kWhポータブルバッテリーの小売価格が1,999ドルであることを考慮すると、180kWhモデルがかなり高価になるはずです。

画像: Anker

大規模な家庭用バッテリーソリューションへの取り組みとポータブル電源ソリューションへの継続的な取り組みにより、Ankerは消費者の多様なエネルギーニーズを満たすことを目指しています。持続可能な住宅での生活を求めている人、アウトドアアクティビティで使える信頼出来る電源を求めている人、そのどちらにもAnkerは完璧なソリューションを提供しようと努めているようです。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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