CES 2023で、Panasonic Automotive Systemsは「nanoe X Portable Air Purifier(携帯式ナノイーX車載空気清浄機)」を発表しました。カップホルダーサイズのこのデバイスは、空中と表面の両方から、車内の空気を細菌やアレルゲンの無い状態に保つことを目的としています。ウイルス、バクテリア、カビ等の有害な微生物を抑制することに加えて、Panasonicが特許を取得しているナノイーX技術は、悪臭を寄せ付けず、車内を良い匂いにしてくれます。

日本に本社を置く同社は、既にこの技術をヘアドライヤー、エアコン、室内空気清浄機等の幅広い製品に使用しています。Panasonic Automotive SystemsのCTOであるAndrew Poliak氏は、次のように述べています。「この製品は、ドライバーと同乗者の環境をさらに綺麗にし、車内の空気を呼吸しやすくすることでドライバーと同乗者の体験を向上させる、シンプルなソリューションです。」

Panasonicによると、”nanoe(ナノイー)”とは、空気中の水に高電圧をかけることで生成されるナノサイズの静電霧化水粒子で、様々な物質に作用しやすいヒドロキシルラジカル(反応性の高い成分)を含んでいます。ヒドロキシルラジカルは、有害物質を抑制し、臭いの強さを軽減することが証明されています。

USB給電式のこの装置は、約2時間でほとんど無音(36デシベル)で車内を綺麗にします。同製品は、ほとんどの車両のカップホルダーに手動で取り付けることが出来ます。

この製品は、カリフォルニア州大気資源委員会(CARB)、Underwriters Laboratories (UL)、Electrical Testing Laboratory (ETL)によって、安全性が認証されています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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