Dellは、CES 2023で”UltraSharp”シリーズのモニターを複数発表し、プロ向け市場の広範囲をカバーしました。そうは言っても、非常に大きなコンピューターモニターを設置する十分なスペースがあるほとんどの人は、新しい「Dell UltraSharp 43 4K USB-C Hub(モデル名:U4323QE)」を検討する必要があるかもしれません。

技術的には42.5インチのこのDell製モニターは、ゼロから生産性を高めるように設計されています。私は何年も前に43インチのモニター(ただしLG製からDell製)に切り替えましたが、このような大型モニターは、生産性の面で小型モニター(36インチ以下)よりもいくつかの点で優れています。

まず、ほとんどのユーザーはネイティブの4K解像度を100%または125%のスケーリングで使用出来るため、Windowsのデスクトップスペースを最大限に確保することが出来ます。これにより、複数の書類やアプリを同時に開けるようになります。

スプレッドシートのヘビーユーザーは、ファイルを広範囲に表示することができ、複雑なデータや非常に手間のかかる数式を表示するために必要なスクロールを大幅に減らすことが出来ます。これは、ラップトップでそのようなファイルを操作するのとは正反対です。

最後に、ウルトラワイドモニターと比較して、縦方向のスペースもかなり多くなります。コーディングや書類作成を行う場合、縦方向のスペースが増えることでスクロールする必要が減るので、生産性が向上します。

このDellの新型モニターは、これら全ての利点を提供し、USB-Cハブ機能も統合されています。これは、簡単にアクセス可能な複数のUSBポートや有線LAN、90W出力のアウトプットを備えたラップトップ用ドックが内蔵されているようなものです。目新しいものではありませんが、非常に良く出来た、何年も使用可能なモニターデザインをDellは提供しています。

Dellは、このモニターは4つの独立した映像入力を全て表示することが出来ると説明しており、これはほとんどの大型モニターで可能です。ただし、IT部門の管理者だったり、警備や放送関係で働いている場合を除けば、それほど実用的な機能ではありません。

前面からアクセス可能なポートやジョイスティックスタイルのメニューコントローラーといったディティールによって、毎日の使用がより快適になるはずです。唯一の欠点は1330ドルという価格であり、派手さは無いが、より安価な代替製品も販売されています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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