9月1日、ベルリンで開催されているIFA 2022期間中にBerlin Messeで開催される限定メディアイベント Showstoppersにて、Withingsは新しいスマート体組成計「Body Comp」とアプリ「Health+」を発表しました。このアプリは、健康分析とデジタルツールを提供するサービスで、推奨される毎日の活動目標を基に健康を改善するのに役立ちます。

通常なら臨床環境でモニタリングされる複数のバイオマーカーを測定する事が出来る、新しい身体評価デバイスによって、「スマートスケールの使い方と家庭での健康最適化を再考する」と同社は説明しています。

Withingsは、10月4日にBody Compを209.95ドルで発売予定で、特典としてHealth+を12ヶ月間試用することが出来ます。

同社CEOのMathieu Letombe氏によると、高度な健康指標評価と習慣構築モジュールを提供出来るこの製品は、睡眠、栄養、活動、ストレス管理という4つの柱を中心に開発されたそうです。

重要なイノベーションは、新しいセンサー、独自のアルゴリズム及び特許取得済みの電子機器のおかげで、Withingsが監視出来るようになった新しいバイオマーカーにあります。Body Compは、体脂肪、内臓脂肪(腹部の臓器の周りに隠れている脂肪)、血管年齢(血管の柔軟性)及び神経の健康状態(足の神経の機能)を1つのデバイスで測定する初めての消費者向け体組成計となります。

2020年以降、デジタルヘルスは大きく勢いを増しており、その分野の多くの企業が専門的な医療サービスを一般家庭でも使えるようにするために限界に挑戦しています。バスルーム用のスマートスケールマット「BBalance」もそういった企業の1つです。Withingsと同じように、人々が毎日の健康習慣を実践出来るようにすることを目指しています。

スマートフォンを使って音声通話する人はほとんどいませんが、Withingsのおかげで、人々は体重管理以上のことにスマートスケールを使用するようになるでしょう。Body Compによって、家庭で心血管及び神経の健康リスク評価を確認出来るようになります。

全身の組成(体重、筋肉量、体脂肪量、水分率、骨量、BMI、そして初の内臓脂肪)に加えて、各種センサーを備えた体重計は、心血管評価(立位心拍数、血管年齢)や神経の健康評価も測定することが出来ます。

脈波伝播速度(PWV)は、動脈硬化や心臓の健康状態の重要な指標です。一流の心臓専門医によって設計された血管年齢の項目は、PWVを基に、大動脈と小動脈の両方の年齢を測定します。この消費者向けのデバイスは、動脈の健康状態をユーザーに優しい形で測定し、ユーザーが年齢に対して最適か、正常か、そうではないかの指標を示してくれます。

Body Compは、Health+と連携して機能するように設計されており、各ユーザーの心血管及び代謝疾患(心臓発作、脳卒中、糖尿病)をより良く理解し、健康を改善するための推奨事項を提供します。

Health+を使用することで、ユーザーは食事や気分、睡眠、そしてそれぞれの測定に関する注意事項を記録することが出来ます。同アプリは、6週間の習慣構築モジュールのライブラリと共に、推奨されるワークアウトと食事レシピといった日々の計画を提供します。人々が、活動、睡眠、ストレス管理、栄養といった健康状態を改善するのを手助けすることを目標としています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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