自律的に動き、人間の感情や周囲の音を認識することが出来る、身長177cm、体重52kgのヒューマノイドロボット「CyberOne」をXiaomiが披露し、多くの人を驚かせました。

OLED製の顔型ディスプレイによって、CyberOneは感情を表現し、ユーザーに自身の状態を知らせることが可能です。ところで、「Tesla Bot」と似ていることにお気付きでしょうか?個人的には、XiaomiのCyberDogのようなデザインの方が良いと思います。

XiaomiのCEOを務めるLei Jun氏は、セルフィーを撮影するためにこのロボットを登場させました。CyberOneの足取りはたどたどしく、硬い動きで、Boston Dynamicsのロボットほど速くはありません。しかし、確かにこの領域には多くの競合製品は存在していません。

現時点での推定価格は100,000ドル(約1300万円)で、CyberOneはすぐに大量生産されるわけではありませんが、Xiaomiにとって良い実験的なプラットフォームとして機能すると考えられます。

ここ数年、産業用ロボットの分野では驚異的な進化が見られました。ロボットは、事前に記録された動作を模倣するのではなく、人工知能(AI)を活用して目標を基にスキルを学習します。

このようなロボットは、組み立てラインにあってはならない想定外の物体を避けるなど、予期しない問題を回避することが出来ます。

概念的には、Boston Dynamicsの並外れた技術を含め、こういったロボットがいつの日か家庭用のお助けロボットという形で提供される可能性があります。ただ、それにはまだほど遠いようです。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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