Galaxy Z Flipシリーズは、本体サイズと訴求力という観点で見ると、おそらくこれまでで最も成功した折りたたみスマートフォンです。999ドルという価格はこのカテゴリではお手頃な価格設定で、どんな種類のユーザーからも万遍なく関心が寄せられています。

新しい「Galaxy Z Flip 4」は、ディスプレイ、デザイン、カメラ、処理能力、バッテリー等、全面的に改良されており、そのコンセプトをさらに高みへと押し上げます。

同シリーズはその美しさに定評があるので、まずはそこから見ていきましょう。フレームとヒンジに強化アルミニウムが使用されているおかげで、とても高級感のある筐体デザインとなっています。非常に美しい仕上がりで、従来のモデルよりもわずかに小型化しており、閉じた時の見た目が象徴的です。

全体的なデザインは初代Z Flipから大きく変わっていませんが、よりフラットな作りになったことで、エッジの効いたモダンで新鮮な外観となっています。Samsungは製品展開も改善しており、「Galaxy Z Flip 4 Bespoke Edition」によってより多くの色を組み合わせてカスタマイズ注文することが出来るようになりました。

背面を見ると、リアカメラシステムが大幅に改良されており、メインカメラとしてGalaxy S21 FEと同じような12MP、F1.8の光学式手ブレ補正(OIS)付きセンサーが搭載されています。ウルトラワイドカメラはフレームに収まらない大きな風景を撮影するのに役立ちますし、セルフィーカメラの解像度は10MPに留まりますが、それでもほとんどのラップトップに内蔵されているウェブカメラを上回っているので、ビデオ通話にも最適です。

この新型スマートフォンには1.9インチのサブディスプレイが搭載されており、通知やウィジェット、Samsung Payにアクセスしたり、テキストメッセージを送ることだって出来ます。筆者は、主に通知を確認したりセルフィーを撮影するのに使用しています。

本体を開くと、FHD+解像度で120Hzの6.7インチディスプレイが姿を現し、Samsungによると、耐久性が45%向上し、画像処理能力も素晴らしい仕上がりになっているそうです。

その内部には、Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1が搭載されており、このようなコンパクトなスマートフォンとしては非常に優れた処理能力を備えています。8GBのRAMと128GB〜512GBのストレージオプションが用意されています。

本体が小型化しているにも関わらず、バッテリーは従来の3300mAhから3700mAhへ15%も増量しており、これは技術的にすごいことです。さらに、ワイヤレス充電と25W急速充電に対応しており、Z Flip 3の約2倍の速さで充電することが可能です。

新しいSamsung Galaxy Flip 4には、ユーザーエクスペリエンスにとって重要な改良が数多く行われており、Z Flip 3をお持ちの方も買い替えを検討しているはずです。

既に予約が開始されており、発売は8月26日となっています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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