先日行われたSamsungのUnpackedイベントで、最高の折りたたみスマートフォン体験を提供するために設計された、最高級折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold 4」が発表されました。

この新モデルは、より細いベゼル、わずかに小型化され(8gだけですが)軽量化もされた本体等、細かい改良が外観に多く加えられています。多少の変更はありますが、非の打ち所が無い製品デザインが既に確立されており、昨年レビューしたGalaxy Z Fold 3にも匹敵します。

IPX8の防水性能を含め、特に折りたたみ式のデザインでは実現が困難な高い耐久性を備えています。

Samsungによると、ベゼル幅が狭くなり、その他のフォームファクターが最適化されたことで、120Hzのカバーディスプレイは6.2インチ(3mm拡大)に大型化し、45%も強度が増したガラスで保護されているそうです。

同じく120Hzで7.6インチのメインディスプレイを広げると、驚異的な美しさがそこにあります。折り目は、正面から見たり、照明によってはそれほど目立たちません。これまで3世代の折りたたみ式スマートフォンを見てきた結果、折り目がユーザビリティにとって大きな問題にはならないことがわかっています。どちらかと言えば、折りたたみ式スマートフォンの普及を主に制限しているのは、1799ドルという高過ぎる価格設定にあるでしょう。

最も重要なアップグレードが行われたのは内部で、カメラシステムが改良され、Qualcommの優れたハードウェアプラットフォーム「Snapdragon 8+ Gen 1」がプロセッサに採用されています。気になる方はこちらの記事で詳細をご覧頂けますが、2022年に発売されるハイエンドスマートフォンのほとんどに、このプロセッサが搭載される予定となっています。

リアカメラシステムは、Galaxy S22+に搭載されているカメラとよく似たものになり、50MPのメインカメラ、12MPのウルトラワイドカメラ、10MPの3倍光学ズームカメラが搭載されています。メインカメラとズームカメラは光学式手ブレ補正(OIS)を備えており、リアカメラの構成はZ Fold 3から大幅に改善されています。

カバーディスプレイ側には10MP、メインディスプレイ側には4MPのフロントカメラがそれぞれ内蔵されており、合計で5つのカメラモジュールを搭載していることになります。

バッテリーサイズは4400mAhのままですが、既に筐体は非常にコンパクトで、さらに昨年のモデルよりも小型化していることから、これはそれほど驚くべきことではありません。一般的に、この構成では良好なバッテリー持ちが期待出来そうです。加えて、Snapdragonの新型プロセッサは電力効率が向上しているので、Z Fold 3と同等のバッテリー持ちでありながら、より高いパフォーマンスを発揮するでしょう。

この分野での競争が激化しているにも関わらず、Samsungは折りたたみ式スマートフォンをグローバルで販売している唯一のスマートフォンメーカーとなっています。

Galaxy Z Fold 4は予約が開始されており、8月26日に発売されます。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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