Appleの新しい「iPhone SE 5G」は、より高価なフラッグシップモデルほどの金額を支払うこと無く、5G対応のiPhoneを欲しいというユーザーにとって、新たな選択肢になると考えられていました。理論的にはヒットするように思えましたが、現実は全く違うようです。

Nikkei AsiaとMing-Chi Kuo氏からそれぞれ出された報告によると、どうやらAppleは、デバイスに対する需要が低いことを踏まえて、生産量を20%も削減しようとしているようです。これは、現在進行中の世界的なチップ不足のために生産が削減される可能性があるという憶測とは対照的です。

このデバイスの価格は、iPhone 13が少し高過ぎると考えている一部のユーザーにとっては魅力的かもしれませんが、数年前の古いデザインを使い続けるというAppleの決定に疑問を感じている人もいるでしょう。さらに、数年前から既に存在するFace IDのような機能に対応していないということも少し不思議です。価格に見合う価値が無いと考えるユーザーも中にはいるはずです。

Appleは本日までに販売されたiPhone SE 5Gの出荷数を発表していませんが、生産量を削減しようとしているという事実が、Appleが期待していたほどの売れ行きではないということを示しているのかもしれません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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