スマートフォンのバッテリー技術がスマートフォン登場以来それほど大きく変化していないことから、次に期待したいのは、スマートフォンを超高速で満タンにすることが出来る充電技術が開発されることでしょう。そして、今回Oppoは、世界最速の充電システムの1つとなり得る「150W SuperVOOC」技術を発表しました。

Oppoによると、150W SuperVOOC技術を使うことで、4,500mAhのバッテリーを0%の状態から5分で50%に、15分で100%まで充電することが出来るようになるそうなので、そのスピードは常軌を逸しています。1つのTV番組を見終わるよりも速いということなので、YouTubeやNetflixを観始めても、それが終わる前に充電が完了してしまいます。

ただ、高速充電技術の問題はそれに伴う発熱であり、Oppoはバッテリーの状態と温度をモニタリングするのに役立つ”Battery Health Engine”というものを作ることで、その問題に対処しています。また、何か問題が発生した場合に作動する、安全装置も搭載されています。このシステムによって、1600回以上の充電サイクルを繰り返した後でも、バッテリー容量の80%を維持出来ることが保証されています。

高速充電システムを実験しているのはOppoだけではありません。昨年には、Infinixが160W充電に対応したコンセプトスマートフォンを披露しているので、これからも技術の進化は続きそうです。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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