ここ最近のiPhone シリーズで、AppleはWiFI 6への対応を進めてきました。ただ、iPhone 14でそれが変わるかもしれません。なぜなら、アナリストのMing-Chi Kuo氏は、Appleが次期モデルでWiFi 6Eにも対応する可能性があると考えているからです。

これは、ユーザーにとって何を意味しているのでしょうか?ほとんどの人にとって、必ずしも実感出来るほどのものでは無いかもしれません。しかし、仕様や技術的に、WiFi 6EがWiFi 6よりも優れている点がいくつかあります。まず初めに、それは6GHzという新しい周波数帯を利用しており、それによって追加で1200Mhzの周波数帯域が利用可能になります。これは、同じ周波数帯域を共有しているWiFi 6よりも優れています。

6GHzの周波数帯へアクセス可能になることで、理論的には、より良い帯域幅や遅延の減少といった恩恵を受けられるはずなので、ARやVR用のデバイスや、より高い解像度でのストリーミング等で役に立つでしょう。実際、噂されているAppleの複合現実ヘッドセットも同じようにWiFi 6Eに対応するとKuo氏は述べているので、iPhone 14をヘッドセットと連携させて使用するというのは実に合理的です。

Kuo氏は、AppleがiPhone 14でWiFi 6Eに対応するかもしれないことで、業界全体の供給を混乱させるかもしれないという欠点はあるものの、その技術をさらに多くの製品に導入するきっかけになるかもしれないと信じています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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