Appleが、Unleashedイベントで新型MacBook Proを発表することが大いに予想されていましたが、同社は期待に応えてくれました。で言われていたように、新しいMacBook Proシリーズには14インチと16インチのオプションがあり、どちらも新しいデザインを採用しています。

新デザインは私たちが想像したいたほど劇的なものではなく、Appleが行った変更は小さなものに感じますが、そう見えるのはその表面だけです。ラップトップの蓋を開ければ、デザインの変更がより明確にわかります。Appleは、可能な限りベゼルを取り除くことで、両方のモデルで端から端までの全面ディスプレイを実現しています。その欠点は、現在iPhoneやiPadで用いられているノッチをAppleが採用せざるを得なかったことです。

Appleは、ノッチ部分に1080pカメラを配置しており、長年多くのユーザーが不満に感じていた時代遅れの720pカメラからアップグレードされました。一部の人が望んでいた4Kカメラとまではいきませんが、新型チップセットである「M1 Pro」と「M1 Max」には16コアのニューラルエンジンが搭載されているので、カメラの画質や機能の向上に役立ちます。

ディスプレイに加えて、Appleはキーボードも改良しており、Touch Barを廃止して物理的なファンクションキーを復活させました。Touch Barは斬新で面白い体験でしたが、Appleが望んでいたほど有用なものではありませんでした。

内部を見ると、新しいMacBook ProはM1 ProまたはM1 Maxチップセットを搭載し、ベースモデルのM1と比較して、CPUとGPUどちらのパフォーマンスも高速化しているとAppleは説明しています。また、他社のラップトップ製品と比較したテストでは、新しいチップセットはそれらと同等かそれ以上の性能を発揮していますが、エネルギー効率が非常に高くなっています。

エネルギー面で言えば、新しいチップセットはこれまでよりもエネルギー効率が高くなっており、14インチモデルで最大17時間、16インチモデルで最大21時間のビデオ再生が可能だとAppleは謳っています。

これらの改良は喜ばしいことですし、スペック上は確かに”Pro”モデルとしてふさわしいように感じますが、そうは言っても、その価格はそれほど安くはありません。14インチ MacBook Proが239,800円(税込)から、16インチ MacBook Proは299,800円(税込)からの価格で、来週から順次出荷される予定です。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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