Photoshopなどのツールを使ったデジタルレタッチ処理は、新しいものではありません。技術の進化により、レタッチ処理はより簡単になってきています。一方で、AIを使ってフェイク写真や動画を作成することも、気味が悪いほど現実的になっています。

これは、すぐに情報が拡散する今の時代においては重大な問題になっています。そこでPhotoshopを手がけるAdobe自ら、カリフォルニア大学バークレー校の研究者とともに、AIをトレーニングすることで、Photoshopを使ってレタッチした写真の変更箇所を検出する技術を開発しました。

Adobeでは、「ディープラーニングの手法である畳み込みニューラルネットワーク(CNN)のトレーニングにより、研究プロジェクトは、顔写真の変更箇所の検出が可能となりました。研究者は、Photoshopを使って顔がレタッチされた数千もの画像をインターネットから収集し、画像のデータセットを構築しています」と説明しています。

Adobeの研究員であるRichard Zhang氏は、「魔法のような万能な“元に戻す”ボタンというアイデアは、実現するにはまだ限りなく遠い段階です。しかし、私たちが生きている世界というのは、デジタル情報の信頼性が揺らぎ始めています。私は、この分野の研究を続けることを楽しみにしています」と付け加えました。

編集部が日本向けに翻訳編集したものです

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