来たる10月19日、Googleは次期フラッグシップスマートフォン「Google Pixel 6」シリーズを正式に発表する予定です。Googleは、毎年新たなPixelスマートフォンを発売しているので、今年も新型が登場することは予想されていましたが、今年のPixelスマートフォンにはGoogle独自の新チップセット「Tensor」が初めて搭載されるので、非常にワクワクしています。

とはいえ、Tensorチップセットは競合に太刀打ち出来るのでしょうか?Evan Blass氏のツイートでは、リークされたPixel 6のプレス資料が公開されており(現在該当URLのページは削除済み)、そこでGoogleはPixel 6がPixel 5と比べて80%も高速化されていると説明しているようです。

しかし、Pixel 5がハイエンドモデルとして発売されたわけではないという点は忘れないで下さい。2020年に発売されたハイエンドスマートフォンで広く採用されたQualcommのSnapdragon 865に代わって、Pixel 5はミッドレンジのSnapdragon 765Gを搭載していました。つまり、Googleの謳っている80%のパフォーマンス向上は一見素晴らしいようですが、Pixel 5がミッドレンジのデバイスだったことを考えると、Googleが主張しているほどの性能は期待出来ないかもしれません。

以前リークされたベンチマークでは、Tensorチップセットが競合他社の製品よりも少し劣っていることが判明しましたが、その後の報告で、Googleはハイエンドなチップセットではなく、AI機能に重点を置いたチップセットを作ろうとしていることが示唆されています。いずれにせよ、来週の発表会でより詳しい情報がわかるはずなので、それまでもう少しの辛抱です。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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