Appleのパートナー企業の一つであるTSMCが、さらに小型なチップ製造プロセスに取り組んでいるという報告を聞いています。しかし、どうやらAppleはその技術をiPhoneで初めに登場させるつもりはないようです。Nikkeiからの報告を信じるなら、代わりに、Appleは2022年発売予定のiPad Proで3nmチップセットをお披露目するかもしれません。

Appleはおそらく2022年にiPad Proのアップデートを行い、そこで鍵となる特徴の一つが3nmプロセスチップセットの採用となりそうです。また、iPhoneシリーズでの採用は2023年まで待つ必要がありそうです。これは、歩留まりとスケジュールによって、iPhone 14(仮)では代わりに4nmプロセスが使用されることが理由だと考えられます。それでも、現行のiPhone 12シリーズに採用されており、今年後半に登場が予想されているiPhone 13シリーズでも採用されるであろう5nmプロセスよりは改善されています。

なぜ、AppleがiPhone よりもiPad Proを優先しているのかはわかりません。これまで、Appleはその最新技術をiPadより先にiPhoneに導入してきましたが、最近では、LiDARやより高速なリフレッシュレートのディスプレイ等が初めにiPadに導入されており、今年前半にAppleはM1チップセットさえiPad Proに採用しました。

いずれにせよ、ほとんどの人が日常の使用では3nmと4nmの違いを実感出来ないと思いますが、マーケティングの観点や時代を先取りしたい人にとっては、少し重要なポイントかもしれません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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