通常、どの製品でも公式ルートで修理することをお勧めします。これは、訓練を受けた従業員が対応し、使用されている部品も本物であるためで、多かれ少なかれ動作が保証されているからです。しかし、正規のルートを使うと費用がかかるため、多くの人がサードパーティーの店舗に頼ることになっています。
アップルはこのことをもちろん認識しており、同社が今回、独立修理プログラムを立ち上げた理由はそこにあります。アップルはこのプログラムをさらに多くの国に拡大すると発表しました。独立修理プログラムは、修理やマニュアル、診断に必要なAppleの純正コンポーネントをサードパーティーの修理店が入手できるようにするものです。顧客がサードパーティの修理業者に行くのであれば、業者に逆らうのではなく協力した方がいいというのがその考え方です。
アップルの独立修理プログラムに参加するための費用は発生しないようです。同社によると、「認定を受けるためには、修理業者はApple認定技術者に修理を依頼する必要があります。認証手続きは簡単で無料です。対象となる修理業者は、正規のアップルパーツおよびツールをAASPと同じ価格で購入でき、トレーニング、修理マニュアル、および診断に無料でアクセスできます」 とのこと。
今週後半に予定されている拡大地域は、日本を含めた世界各国(アフガニスタン、オーストラリア、バングラデシュ、ブータン、ブラジル、ブルネイ、カンボジア、クック諸島、フィジー、グアム、香港、インド、インドネシア、韓国、ラオス、マカオ、マレーシア、モルジブ、モンゴル、ミャンマー、ネパール、ニュージーランド、パキスタン、パプアニューギニア、フィリピン、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、南アフリカ、スリランカ、台湾、タイ、トンガ、トルコ、アラブ首長国連邦、バヌアツ、ベトナムなど)を対象としています。
さらにアップルは、今年中にさらに多くの国に拡大するとしています。このプログラムに参加する企業の数は国によって異なり、また関心も異なるでしょうが、選択肢が増えることには変わりなさそうです。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
原文はこちら