何年もの間、AMDとIntelはCPUの分野で競ってきましたが、これまで一度もAMDがIntelに追いつくことは出来そうにありませんでした。しかし、ここ数年はそうでもなく、AMDのRyzenシリーズがコストパフォーマンスに優れた製品として、実際にユーザーの間で注目を集めています。

ベンチマークソフトウェアメーカーのPassMarkによると、2006年以来初めて、デスクトップ用CPUの市場シェアにおいてAMDがIntelを追い抜いたかもしれないと推定しています。ウェブサイトに掲載されたグラフでは、2006年から2018年までAMDとIntelの差が非常に開いていましたが、その後AMDが急速にその差を縮めるという興味深い傾向が見られます。

Intelは未だにラップトップやサーバーの分野でシェアを独占していますが、それでもAMDによる驚くべき進歩です。過去数年は、モデム事業をAppleに売却せざるを得なかったように、Intelにとって良い時期ではありませんでした。Appleが自社製CPUに移行していることは、言うまでもなくIntelにとってビジネスを減少させるでしょうし、Microsoft等の他の企業も同様の試みを検討しているという噂も聞いています。

これはIntelが企業として死んでしまったという意味ではありませんが、彼らがもし主導権を握り続けたいと言うのであれば、同社はこれまで以上に努力する必要がありそうです。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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