しばらくの間、Appleがオーバーイヤー型のAirPodsの開発に取り組んでいるという噂がありました。初めはAirPods Studioと呼ばれていましたが、その名称は間違って報告されていたようです。何故なら、同社初のオーバーイヤー型ヘッドフォンとなる「AirPods Max」をAppleが発表したからです。
AppleはBeatsブランドを保有していますが、Appleブランドのオーバーイヤー型ヘッドフォンを目にするのはこれが初めてです。予想通り、AirPods Proで見てきたものと同様のノイズキャンセリング技術等の機能を備えています。また、Hi-Fiオーディオやアダプティブイコライゼーション、そして空間オーデイオといった機能も備えています。
Appleのワールドワイドマーケティング担当上級副社長であるGreg Joswiak氏は次のように説明しています。「AirPods Maxでは、魔法の様なAirPodsの体験を、再現度の高いオーディオと共にオーバーイヤーデザインに落とし込んでいます。高性能なH1チップセットと高度なソフトウェアを組み合わせた独自の音響設計により、AirPods Maxはコンピュテーショナルオーディオを使用して究極のパーソナルリスニング体験をワイヤレスで提供することが出来ます。」
AirPods Maxには専用スマートケースが付属しており、使用していない際にはヘッドフォンを保護し、電源をオフにしたくないという場合に備えて、バッテリーを節約する超低電力状態にします。とはいえ、AirPods Maxはヘッドフォンとしてはそれほど安くありません。価格は¥61,800(税別)と、これより高価なヘッドフォンも見てきましたが、価格に見合う価値があるかどうかはまだわかりません。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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