フラッグシップ級のハードウェアを期待していた人にとって、今年のPixelスマートフォンは少しがっかりなものになっているかもしれません。これはAndroid Centralからの最近の報告によるもので、一部ではハイエンドな仕様になると予想されていたGoogleの次期Pixel 5の噂のスペックが公開されています。

その報告に基づくと、今年のPixelのラインナップは全てミッドレンジのハードウェアを搭載することになるようです。これが正確であると仮定するなら、来たるPixel 5はQualcomm Snapdragon 765Gを搭載することになりますが、これはGoogleがPixel 4aに採用したものと同じチップセットです。また、これまでに発売された他のPixelに比べて小さめな、6インチディスプレイが搭載されることも報告されています。

リフレッシュレートについても90Hzになると言われています。その他に噂されているスペックには、8GB RAM、128GB ストレージ、15WのQiワイヤレス充電と5Wのリバースワイヤレス充電への対応等が含まれています。Pixel 4aの仕様からそれほど差が無いことを考えると、Googleがそのスマートフォンをどうポジショニングする計画なのかはわかりません。

フラッグシップ級のハードウェアが欠けているのには少しがっかりですが、何故Googleがこの道を進もうとしているかは容易に理解出来ます。同社のPixelシリーズは、過去のNexusシリーズに比べて年々価格が上昇しています。加えてAppleの廉価機種での成功を考えると、もしかしたらGoogleはより大きな市場を獲得することが期待出来る戦略に変更しようとしているのかもしれません。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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