今週はApple社の開発者イベント「WWDC20」が開催された週でしたが、製品やサービスといった”具体的なプロダクト”の話題を抑えて1位になったのは、「ARM採用の富岳が世界一を取った日、AppleがARM移行を発表した」です。なかなか渋い話題がトップです。専門メディアならではでしょうか。
「富岳(ふがく)」は、理化学研究所のスーパーコンピューターで、京の後継機として、2014年に開発を開始。主要ベンダーは富士通で、その富士通製のチップセットにはARMアーキテクチャ(設計)が採用されています。そして今回のWWDCでは、そのARM社のアーキテクチャを採用したApple社のオリジナルチップセット「Apple Silicon」を、新型Macに搭載することを発表しています。利用用途は違いますが、世界1位のスーパーコンピュータと、新型Macのチップセットアーキテクチャは”同じ”ということなのです。詳しくは記事を見てください。
ちなみにARM社は、イギリスにあるマイクロプロセッサのアーキテクチャを行う会社で、ソフトバンクグループ傘下の企業としても知られています。
それでは今回のランキングをどうぞ。
1位:ARM採用の富岳が世界一を取った日、AppleがARM移行を発表した
Intelのx86プロセッサを長年使用してきたAppleですが、ARMベースのチップセットに移行することに疑問を感じている人も少なくないはずです。その理由の一つとして、IntelのCPUは長らくサーバーやデスクトップ、ラップトップPCをはじめとしたコンピュータに重用されてきましたが、ARMはモバイル機器をメインに多く使われてきました。しかし、Appleと同様に新たな局面に差し掛かった幕開けともいえる存在が「富岳」です。»続きを読む
2位:iPadOSの「落書き」機能により、iPadのどこにでも書き込みが出来るように
3位:ソニーがプレステ5を正式に発表!…など (WEEKLY TOP/2020 06.13-06.19)
Ubergizmo Japanをよく読んでくれている読者の方ならご存知だと思いますが、Ubergizmo Japanはゲーム系の話題も多く掲載しています。それは、本家Ubergizmoのファウンダーが元ゲーム開発者だから、です。なので、ゲーム(特に家庭用ゲーム機)の話題は欠かさずに取り上げています。»続きを読む