Appleが独自の物理的なクレジットカードを発表した時、多くの人が驚いたであろうことは間違いないでしょう。それは、フィンテック分野でのサービスを拡大している企業による興味深い動きでした。TechCrunchが入手したリーク画像を見る限り、Appleの試みにGoogleも追従するようです。
ただ、Apple Cardのようなクレジットカードではなく、Googleが取り組む物理的な決済カードはデビットカードに近いものです。つまり、利用者は所有している金額内で支払うことが出来ます。対してクレジットカードは、利用者に翌月以降に支払い可能な貸付を行うというものです。
このカードについての詳細は不明ですが、決済サービスであるGoogle Payの利用者を増やしたいという思惑があり、それに紐付けらたものになりそうです。カードの利用者は、必要に応じてお金を追加・移動させることが出来て、PINによって不正利用を防げるでしょう。
今回のリークについて、Googleは以下のようなコメントを発表しています。
「我々は、FDIC(連邦預金保険公社)またはNCUA(全国信用組合管理機構)で保証された口座に預金を維持したまま、Google Payを通して利用出来るスマート口座を提供する為、どのように米国内の銀行や信用組合と提携できるか模索しています。このサービス内で、顧客は利用金額の推移や予算管理などの便利な機能を利用出来るでしょう。現在の主なパートナーはシティ銀行とスタンフォード連邦信用組合で、今後数ヶ月以内に詳細をお伝えできることを楽しみにしています。」
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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